ある日、この様な内容のメールが来ましたのでお答えしたいと思います。
~ 以下、抜粋 ~
≪話は変わって、素朴な疑問があるんですが、歯医者の中では矯正関連の研修はどんな段階を踏んでから学ぶことになるのでしょう?学びの過程に興味があります。
自分が学ぶわけではないのですが、家族との話のネタとして良さそうだと思いまして。
ネット上で参考になるページなどがあるのであればURLの添付などいただけれるととても嬉しいです。
以上、長文失礼しました。
今後もよろしくお願いいたします。≫
基本的には、矯正治療の歴史、今までの術式、新しいことなどを学ぶことが必要になります。
歴史や術式については大学で教えてくれますが、新しい術式(特にインビザライン)は、誰も教えてくれません。
実際の研修の段階では、矯正治療の歴史を学び、矯正治療の術式を学びます。これはカリキュラムがある程度出来ているので、それに従っていきます。実際には、患者さんとある程度相談しながら、進めていきます。これも特徴的な事がまとまっているので、それを参考にしながら、治療をすすめます。
ですが、日本にはインビザライン矯正を学ぶところは全くないのです。そのインビザライン矯正を学ぶには海外に行って学ぶしかないのです(この新しいインビザラインという矯正治療は日本の学会では認められていません。というよりも古き先生たちの既得権と権利により新しい方法を認めないのです。どこの世界も同じです。)
そしてこの治療法は、今までの矯正治療法とはすべてが全く逆の発想で成り立っています。ですから、私はこの方法にたどり着くまでほぼ手を付けられませんでした。しかし、最近では逆に手を付けようと考えています。そして一度考え方が身につくと、あとは応用です。
すべての治療がこの方法でできるとは思いませんが、インビザライン矯正治療という方法もいい治療法だと今では考えています。そして、今までに学んできた方法とミックスさせる事は他科と組んでとトータルな治療ができるようになると考えています。それも私の考えていた一つのゴールです。